最新設備の導入
より良い矯正治療を進めるには、院内の設備も欠かせません。当クリニックでは、デジタルセファログラムや歯科用CTといった最新の検査機器を導入しています。
デジタルセファログラム
セファログラムとは、頭部X線写真(頭部レントゲン)を撮影することができる矯正治療専用の設備で、肉眼で捉えることが難しい顎の骨や、歯の生え方などを分析することができます。その結果から、治療前と治療後の比較や成長予測を行い、客観的な根拠に基づいた矯正治療を実施します。加えて、デジタルレントゲンを使用することによって、その被爆量をさらに1/5程度にまで削減することができます。
歯科用CT
医学分野でよく聞くCTとは、コンピューターを用いて、検査箇所が輪切りにされたような断層画像を撮ることができる装置です。歯科用CTとは、そのCTを歯科分野に特化させた装置で、口腔内を立体的に表示することができます。それにより、レントゲンではわからなかった患部の詳細な様子を把握することができ、患者さんにもわかりやすく説明をすることが可能になります。
矯正治療の基本的な流れ
1.ご予約
患者さん一人ひとりにしっかりと時間を取るため、完全予約制とさせていただいております。
2.問診
初診の方は問診票をご記入いただきます。また、ミラーなどを使い、お口全体の様子をチェックさせていただきます。
3.カウンセリング
個室のカウンセリングルームにて、お口の状況を説明し、矯正が必要と思われる方には検査のご提案もさせていただきます。ここまでは一切費用がかかりません。もちろん、この時点で治療を受けないという決断をされても問題ありません。また、その日のうちに決めきれない場合は、ご自宅でじっくり検討されても構いません。気兼ねせずに安心して何でもお気軽にご相談ください。
4.検査
矯正治療を受けることを希望される方には、歯並びやお顔のバランスを総点検し、必要に応じてセファログラム(頭部X線規格写真)や歯科用CTなどを使った特殊な検査も行います。
5.治療方針のご説明
検査結果をご説明し、治療方法をいくつかご提案し、患者さんのご希望に沿った方法を決定いたします。納得していただけるまで何度でもご説明の時間を取らせていただきます。
6.動的治療スタート
装置をつけていただいた後は、月に2回程度、装置と歯のメンテナンスを行います。矯正装置を着けていると虫歯になりやすいですため、装置にフッ素処置を施すほか、器具を付けた状態での歯磨き指導を行います。
7.動的治療終了・経過観察スタート
歯を動かして綺麗に並んだ後、歯を動かす装置を外します。今度は取り外し式のマウスピース(リテーナー)を使用して頂き、綺麗に並んだ歯が安定するまで経過観察を行います。
8.矯正治療終了
経過観察の後、歯並びの安定がとれたら矯正治療終了となります。
リテーナーとは
矯正治療によって動かし終えたばかりの時期は、歯の根っこの周囲にある骨が不安定な状態になっており、歯が元の位置に戻ろうとしてしまいます。そこで、歯の後戻りを防ぐためにリテーナーという装置を使うことになります。これは取り外しのできる装置ではありますが、歯を磨く時以外は、常に装着していただかなければなりません。リテーナーの使用を怠ると、せっかくきれいに並んだ歯が元の位置へ動いてしまい、再治療をしなければならないということになりかねないからです。矯正治療をして良かった…笑顔で患者さんにそう思っていただくためにも、リテーナー装着のご協力をお願いします。